◆読売記事からの抜粋(2006年3月6日)
沿線住民がJRと賃貸借契約を結び、個人名を冠した全国でも珍しい秋田市のJR奥羽線「松田踏切」(土崎-上飯島駅間)が、今月末で姿を消すことになった。明治期から100年余にわたり近隣住民が利用してきた、いわば“プライベート踏切"だが、警報装置も遮断機もないため、安全優先を理由に閉鎖が決まった。31日には、近隣住民らが、踏切にまつわる思い出を語る「お別れ会」を開くという。
現在の契約者で同市土崎港北、松田金十郎さん(72)らによると(中略)松田家では当初から近隣住民らに開放し、JR側も松田踏切と称してきた。
(中略)松田さんは、近隣住民のためにも存続策を探ったが、「万一事故が起き、善意があだになっては」と了承したという。
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